ここでは雀荘に行くためにはどうしたらいいか、 雀荘での基本的なマナー等について説明したいと思います。

 
1.基本編
1.1.雀荘に行こうと思う

あたり前。まずは雀荘に行こうと思わなければ雀荘には行けません。 無理矢理連れて行かれる人は別ですが・・・

1.2.ルールを覚える

これもあたり前ですね。役をすべて覚えるのはもちろんのこと、 開門の仕方(配牌の取り方ね)や、どの牌がドラ表示牌になるかなんてことは、 当然わかってなければいけません。
雀荘によって異なるルールならば、一緒に打っている人に聞くのもかまわないと思いますが、 当然知っているべきルールくらいは覚えていなければいけません。

1.3.符計算・得点も覚える

役は知っているが符計算のできない人は意外に多い。 20符、30符の得点計算はできて当然。
始めて間もないときなら、いざ知らず1年以上打っている人間なら符計算、 得点計算なんかできて当たり前。
大体、本気で覚えようと思えばあんなもん2,30分もあれば覚えられる。
どんなに物覚えの悪い奴でも1日もあれば覚えられるはず。 覚えられないってことはやる気がないがないとしか思えない。
というわけで、雀荘に行こうと思うくらいの奴は最低でも50符計算くらいまでは覚えること。

 
2.マナー編
2.1.六枚三段切り

ごくたまに、いまだに下家の手牌にあたりそうになるくらいずらーっと、 捨て牌をならべる人がいますが、これはマナー違反です。 捨て牌は六枚三段きりが基本です。 具体的には下のように捨てることをいいます。 19枚以上の捨て牌になってしまったときには、4段目に捨てるようにします。

 
 
2.2.先ヅモ

先ヅモも当然マナー違反になります。 まぁ、先ヅモしたからといって罰符を払わされるようなことはありませんが、 当然、鳴き(ポン、チー、カン)とロン上がりを放棄したものとみなされます。
また、ほとんどの雀荘で先ヅモを禁止しているので、 仲間内での麻雀でも先ヅモはやらないようにしておいた方がいいでしょう。
ごくたまにですが、先ヅモした牌の手牌の中にいれてまっているという強者(?)がいますが、 こんな奴はマナー違反以前の問題です。 とっとと怒鳴り散らしてでもやめさせましょう。
しかし、不思議なことに雀荘ではなぜかレートがあがればあがるほど、 先ヅモをする奴が多くなるっていうのはどーいうことなんでしょうか?
どうやら、レートが高い雀荘に行くほどオヤジやオバハンが多いのが原因らしい。 なぜオッサンやオバサンはマナーが悪いのかといえば、 おそらく、歳をとってるからなんでしょうな。
なんで歳をとるとマナーが悪くなるかというと、世の中の半分以上の人間が年下になり、 役職とかも少しはあがるから、誰も注意する奴がいなくなるからっていうのと、 注意してもなんで、てめぇーみたいな若造に説教されにゃならんのだと思って、 好き勝手にやる奴が多いからなんでしょうな(笑
でも、あれだなマナーが悪くて、注意を素直に聞かないオッサンやオバサンっていうのは、 基本的に何に対しても才能がなかったり、誰も自分の言うことを聞いてくれないから、 聞いてくれそう、もしくは威張れそうな相手を見つけると嬉しくなって、 説教したり、傲慢に振る舞ったりするようだ。
その逆に高校生や大学生は、はじめからマナーが良い人が多いし、 マナーができていなくても理に適った説明をちゃんとすれば、 注意されたことは直す素直さがあって非常に好感が持てます。
もちろん、何事にも例外はありますが・・・
やばっ、先ヅモの話がいつのまにか、オッサン論になってしまった(@@
それはそうと本題に戻って、なぜ先ヅモするとポン、チー、ロンができなくなるかといえば、 先ヅモすることにより自分の次のツモを知ることができます。
それにより、本来ならば、上家の牌を鳴くケースなのに自分の次のツモでより好牌を引くので、 鳴くのをやめるなどということが発生するからです。
もっと露骨な場合だと、リーチ後に先ヅモをして当り牌を見逃して、 ツモあがるなどということが起こるのを防ぐためです (だれだって、ほとんどの場合ロンあがりよりツモあがりの方がいい)

2.3.覗かない

リーチ後に他家の手牌や裏ドラは当然覗いてはいけません。 これも当然のマナーです。フリー雀荘でこんなことをやったら殴られても文句は言えません。
なんで他家の手牌や裏ドラを覗いてはいけないかというと、 槓をするかどうかの判断などの材料になるからです(裏ドラもないし槓しようとか)
また、俺はいつでも槓できるときは槓するから関係ないと思っていても当然見てはいけません。 特にオーラスの時点で直撃5200以上、ツモあがり満貫以上なんていうケースは結構あります。 裏ドラを見て直撃じゃなくても跳満あるからあがってもいいや、 なんてこともおきるのであがる前に裏ドラをみてはいけません(もちろん槓裏も(笑)
他にも他家が役満聴牌しているときに当り牌をつかんだ場合に、 冲和をするようなとんでもない奴が現れないようにするためです(そんな奴みたことないけどね)

2.4.三味線

三味をひかないのも当然です。 三味線をしらない人のために説明すると、 自分に有利になるような台詞をはくことを言います。
例えば、「全然いい牌ひかねーよ。どうなってんだよ!!」といいながら実は聴牌していて、 他家の自分に対しての警戒を解こうとするようなことです(あくまでもこれは例ですよ。例。 実際はもっとえげつない(笑)
はっきり言って、三味線をひいてまで勝つことになんの意味がある? (たかが数百円、数千円のためにそこまでするか?)って気がするし、 そもそも、三味をひいて勝てなかったら格好悪すぎでしょ? (もち勝てたとしても信用をなくすのがオチです)
ごくたま(数百人に一人くらい)に見かけますが、みなさんはしないようにしましょう。
やりすぎればメンバーから当然注意されます。 悪くすれば出禁(出入り禁止)もありえます(笑(そんな最低な奴みたことないけどね)

2.5.申告する

自分があがった場合は自分で点数の申告をする。 これもごく当然のことです(マナー以前の問題)
これもごくたまにですが、ロンとかツモとか言ったきり、点数申告しない人がいますが、 それなら初めから点数がわからないことを同卓になった人にいうように。
はっきりいって、あがってから点数がわからないといっても反感をかうのがオチです。
あと、他家にもっと親切にしたければ点数だけではなく、役をいうのがより望ましいかもしれません。 もちろん役は他家に確認されない限り、雀荘ではいう必要がないというのが普通です。
つまり、4,5秒もみれば役の確認ができるようじゃないと、 フリーで打つのはちょっと厳しいかもしれません(わからない場合は聞けば一応教えてくれる)
これもたまにですが、3900点なのに満貫の申告をしたりする奴がいるので、 自分できちんと確かめてから払いましょう (もちろん、たんなる勘違いで誤申告してしまう場合もある)

2.6.批判しない

他人のあがりや打ち方を批判しない。 自分のあがりについて聞かれもしないのに講釈をたれない。 というのもマナーです。
自分に理解できないからといって、そのあがりや打ち方が絶対に間違いだと断言できるケースが、 果たしてあるのかということです(すくなくともあがった場合は間違いではなかったのですから、 批判はできないはず。また、振り込んだ相手に対して講釈をたれるのも同様です。 もちろん内輪でこの場合どーする的なことは一向に構わないと思いますが)
また、自分のあがりについて講釈をたれるのも他家にとっては、自慢話以外のなにものでもない。 そんなこと聞きたい奴っていうのは、ほとんど皆無といってよいので聞かれもしないのに、 講釈をたれるのはやめましょう。

2.7.嶺上牌をおろす

嶺上牌をおろしておかないと何かの拍子に落ちて見えてしまうということが結構あります。
嶺上牌を知っていることにより、いつもなら槓をするところで槓をしなかったり、 逆にいつもなら槓をしないのに槓をしたりということがおきます。 それを防ぐために開門したら、ドラをめくる前に嶺上牌をおろしておきましょう。

2.8.牌山を出す

牌山が卓からでてきたら(手積みならつみおわったら)、牌山の右側を前にだすようにします。 牌山を前にだすことにより対面がつもりやすいようにするためです。
長時間やってると山が前にでてるかどうかで結構疲れ方が違う。 相手に対しての思いやりということですね。
これもやらないと対面さんから牌を前にだしてくれと注意されます。

2.9.さくさく切る

よくリーチをした後に危険牌をもってきたとき、すぐに切らない人がいますが、 それもマナー違反といってよいでしょう。
リーチをした場合はあがり牌か槓材以外は切ることしかできないのですから、 うだうだ悩まずにとっとと切りましょう。
そんなことで切るのが遅くなっても、他家に自分がへぼだと教えているようなものです。 それになにより格好が悪すぎる。
だいたいにおいて麻雀に限らずへぼは格好悪いと相場が決まっている。 また、リーチ後に意味もなく手牌にツモ牌を持ってくるのもいけません。 いかさま(小手返し、送り槓など)をやっていると思われるのでやめましょう。
当然あまり頻繁にやっている場合は他家やメンバーに注意されます。 また、チー、ポンした場合は、チー、ポンした牌をすぐにさらして、 不要牌をすぐに切りましょう。
他家から出たポン材、チー材は自分が切ったあとに持ってくればいいということです。 また、普通にツモってきた場合でも、手牌の中に入れずにとりあえず右端にでも置いておいて、 不要牌を切ったあとに手牌の中にいれるようにしましょう。
いちいち手牌の中にいれてから切っていると2,3倍の時間がかかってしまいます。

 
3.基本用語編
3.1.レート

よく店の看板に1・1‐3(ピンのワンスリーと読む)とかかいてあるけど、 あれはレートが点ピン(1000点100円)で、うまが1万点、3万点ということです。
同じように5・5−10はレートが点5(1000点50円)で、うまが5千点、 1万点ということです。

3.2.チップ

フリー雀荘にはほとんどチップというものがあります。 赤ドラ(大抵5萬、5筒、5索が1枚づつ入っている)、 一発、裏ドラにチップ1枚というのが普通です。
チップはレートによって違いますが、点5なら100円、ピンなら500円のところが多いようです。

3.3.とび料

とび料とはとんだときに払う迷惑料です。
点5の雀荘だとないところも多いですが、0〜1000円くらいが普通だと思います。 またピンだと1000円が相場ではないでしょうか。

3.4.アウト

アウトとは負けたときに持ち金がたりなくなって雀荘から借りて払うことをいいます。 当然やってはいけないことです(偉そうにいってますが、わたしゃ、 何回もやったことがあります(笑)笑いごとじゃない・・・)
また、当然その日はそれ以上打つことはできません(金がないんだから当たり前)
アウトしてしまった場合は、次回に来たときにアウトした分を払うことになります。

3.5.ラス半

ラス半とは次の半荘で最後にしますよーというのを雀荘側に知らせるものです。 ほとんどの場合、「次でラス半ね」とか「これでラス半にします」という具合に使う。
では、ラス半コールは必ずしなければいけないのかといえば、しなくても全然問題なしです。
なぜしなくても問題ないのかといえば、 ラス半コールをしても必ず抜けなくちゃいけない決まりがないからなんですねー。
実際に雀荘に行って待っているときにラス半のお客様がオーラスなのでしばらくお待ち下さい。 とかっていわれて30分以上待たされるときもざらにあるしねー(もちろん、連荘してる訳じゃない)
まぁ、ラス半コールは店側の卓調整がつきやすいようにするのが、 目的ってだけでそれ以上のことはないので、やめたくなったときにやめれば問題なしです。
で、半荘が終わって突然やめたくなったら、「やめます」「かけます」「ぬけます」 とかいってやめれば全然問題ないです。
ラス半の説明はこんなんでいいかなIくん? (麻雀実録にも出てる友人Iくんからの質問にちょっと答えてラス半の項目を追加してしまった)(笑

 
4.最後に

ルールも役も覚えたけど符計算やマナーにいまいち自信がない。 でも、雀荘にいってフリーで打ちたい。ということもあると思います。
その場合は、まず雀荘のメンバーに初心者(初心者じゃなければ、符計算やマナーくらいできて当然) であることをいい、雀荘ルールをきちんと理解します。 わからないことがあったら、納得するまで当然聞きます。
そして、卓についてたら、「初心者ですが、よろしくお願いします」 等、礼儀正しく同卓になった人にいいます。
半数くらいの人は礼儀正しく言われればわからないことがあったら教えてやろうという気になります。 間違っても「初心者だけど、よろしく!!」みたいに妙になれなれしいことや、 礼儀知らずなことは言わないように。 反感をかって狙い撃たれたりするのがオチです(少なくともこんな生意気な初心者には俺は教えない)
なかには生意気な奴にも親切に教えるという奇特な人もいますが、ごく例外的存在といってよいでしょう。 というわけで、雀荘デビューで自信がないときは礼儀正しくしておいた方が得だと思います。 しかし、あまりにも物覚えが悪いといくら礼儀正しくても反感はかうんだけどね(笑

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