今回は裏ドラをのせる確率を簡単にちょっとだけ上げようというお話です。
上の手牌は裏ドラを乗せる可能性を上げる説明のときによく出てくる手牌です。
ダマに構えるのであれば一盃口への手変わりを考えて７萬切りですが、
リーチを掛けるのであれば４萬切りということになります。
それは前回説明した通り、重複する牌を少なくした方が裏ドラが乗りやすいからですね。
ちなみにこれで裏ドラの乗る確率は3/122≒2.5％上がります。
これは上の手牌で４萬を40回切って１回だけ７萬が裏ドラになるということです。
かなり少ない感じがすると思いますが、簡単かつ劇的に確率を上げる方法というのはないものです。
他にも上の手牌でリーチを掛けるときは裏ドラ表示牌になる牌(１萬)が４牌の２萬を残し、
８萬を切った方がほんの少しですが有利です。
上の手牌では１萬か９萬を落とすことになりますが、
裏ドラを考えれば１萬の対子落としの方が優っています。
理由はもちろん１萬のドラ表示牌の９萬が２枚見えていて、
９萬のドラ表示牌の８萬が１枚も見えていないからですね。
手役などが関係しない雀頭選択で迷ったときは裏ドラになりそうな方を残すようにした方がいいでしょう。
上の手牌では６７萬を落とすことになると思いますが、
７萬から落とした方が裏ドラを考えると少しだけですが有利です。
ドラ表示牌の６萬が２牌見えている７萬よりも６萬の方が裏ドラになりやすいからですね。
ただし、言うまでもないと思いますが、
裏ドラの確率を意識するのは他に判断材料がないときだけです。
また、他家からのリーチに対して危険牌を切るときなども裏ドラを意識して選択するのも悪くありません。
例えば、１索が４牌見えていて、１萬が１牌も見えていない状況で、
リーチ者に同じように危険な２索と２萬を切るようなときは、
裏ドラにならない２索を切った方が若干有利と言えます。
裏ドラについて色々書きましたが、
裏ドラはおまけのようなものなので、
あまり気にしすぎないようにしましょう。
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