3.先ぎり

 先ぎりとは序盤に将来の自分の待ち牌がまたぎスジになるような牌を捨てることをいいます。 そのような牌を序盤に捨てておくことにより、他家からあたり牌をつり出そうという考えです。 例えば下のような手牌の場合、先に8萬を捨てることで6−9萬待ちはないと思わせ9萬を他家に出させようとすることです。
 なぜ、8萬を序盤に切ると6−9萬待ちの可能性が低いと思わせることができるかというと、 手牌に788萬とある場合は8萬が暗刻になる可能性もあるので、早いうちには切らないだろうという考えが 基本的にあるからです。
 先ぎりと好牌先打は似ていますが、好牌先打は振り込みを避けるのが目的(守備主体)であるのに対して、 先ぎりはあたり牌を引き出すことが目的(攻撃主体、迷彩の一種)であるということが違います。

 
HOME