ドラまたぎがなぜ危険かといえば、ドラというのは1牌だけで1翻になるので、
どうしても使えなくなるまで手牌においておくことが多いからです。
例えば下のような手牌の場合、ドラ引きやドラのまわりの牌を引くことを考えてドラを残しておくことが多くなります。
ドラを引いた場合は雀頭を変更できるし、ドラのまわり特に5、7萬を引いた場合は、
ドラ面子を期待して23萬か78筒を落としていこうと考えます。
つまりドラは孤立牌であってもなかなか切らないので結果としてドラそばの待ちが残ることが多いのです。
ですから、ドラ自身よりドラまたぎの方があたり牌になることが多いです。
このことを「ドラより恐いドラ表示牌」といいます。
もっとも、ドラよりもドラまたぎの牌の方が数が多いのでそのように感じているだけかもしれませんが。
ここまでの説明でおわかり頂けたと思いますが、
ドラよりもドラ表示牌(ドラまたぎの牌という意味)の方が放銃する可能性が高いので、
基本的には終盤は振り込まない自信があるか、どうしても廻ったり降りたりしたくない場合以外は、
ドラやドラ表示牌を切らないほうがいいということです。