10.捨て牌はタンピン系2

 前回は七対子などの変則手の場合もタンピン系の捨て牌にした方がいいといいましたが、 どうしてもタンピン系の捨て牌にならないような場合はどうしたらいいでしょうか。
 配牌がほとんど中張牌で、七対子をする場合などは、 どうしても捨て牌に中張牌が多くなり変則手の捨て牌になってしまいます。 そのような場合は他家に変則手であることがわかってしまうので、 ひっかけ待ち、字牌待ちなどをしても、なかなか当たり牌がでてきません。

 では、どのような待ちにすれば良いかといえば、 ひっかけ待ちや字牌待ち以外の待ちにすればいいということです。
 下のような捨て牌になってしまった場合、他家は変則手である可能性が高いとまず考えます。 変則手だと考えれば、字牌やスジよりも中張牌の方が通りやすいと考えるので、 中張牌が出やすくなります。
 つまり、無スジの中張牌で待っていた方があがりやすいということです。 捨て牌が下のようになってしまった場合は5筒あたりで待つ方が、 字牌やひっかけで待つよりもあがりやすいということになります。

 
 

 しかし、他家の3人が捨て牌に関わらず、 スジや字牌なら安牌で、無スジは危険であると思っているような場合にはもちろん、 こんな待ちをしても意味がありません。
 要するに待ちや捨て牌は、他家の実力と雀風を見極めて決めることが重要であるということです。

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