9.2.二翻役

二翻役をいかにうまくつくることができるかが、麻雀で勝つために肝心だといっても 過言ではありません。二翻役の代表的なものに三色同順、一気通貫、対々和、七対子があります。

9.2.1.三色同順(サンショクドウジュン)

三色同順は通称三色といい、萬子、筒子、索子で同じ順子をつくったものをいいます。
断ヤオ、平和と複合しやすく、かなり使用頻度の高い役です。 門前では2翻ですが、鳴くと1翻になります。

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9.2.2.一気通貫(イッキツウカン)

一気通貫は通称一通(イッツウ)といい、同一の数牌を使って、123、456、789の 順子をつくったものをいいます。
断ヤオと複合しませんが使用頻度の高い役です。 門前では2翻ですが、鳴くと1翻になります。

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9.2.3.対々和(トイトイホウ)

対々和は通称対々(トイトイ)といい、面子をすべて刻子か槓子でつくったものをいいます。
翻牌と複合しやすい役です。 鳴くとこを前提にした役なので、門前でも鳴いても2翻ですが、 門前だと三暗刻がつくので合計4翻になります。

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9.2.4.七対子(チートイツ)

七対子は通称七対(チートイ)といい、7種類の対子で手牌をつくったものをいいます。
七対子と国士無双(後述)は4面子1雀頭で手牌を構成しない特殊役です。 同一牌を4牌持っていても対子2組にはなりません。 また、七対子の符と得点は対子の符に関係なく、常に1翻50符計算(七対子は2翻役ですが)に なります。 七対子は他の役と複合しますが、1翻役(ツモ等)と複合した場合の得点は2翻50符で計算し、 ドラが2つある場合は3翻50符で計算します。 鳴くと役にはなりません。

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9.2.5.全帯ヤオ(チャンタイヤオ)

全帯ヤオは通称全帯(チャンタ)といい、4面子、1雀頭の全てにヤオ九牌(1・9・字牌) があるものをいいます。
鳴くと1翻になります。

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9.2.6.混老頭(ホンロウトウ)

混老頭は通称混老(ホンロウ)といい、4面子、1雀頭の全てをヤオ九牌でつくった ものをいいます。
混老は、トイトイか七対子がつくので合計4翻になります。 門前でも、鳴いても2翻になります。

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9.2.7.三暗刻(サンアンコウ)

三暗刻は通称三暗(サンアン)といい、暗刻もしくは暗槓で3面子つくったものいいます。
また、ツモあがりしたときに、三暗刻ができることをツモリサンアンといいます。 門前でも、鳴いても2翻になります。

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9.2.8.三色同刻(サンショクドウコウ)

三色同刻(三色同ポンともいいます)は、萬子、筒子、索子で同一の刻子もしくは槓子を3面子 つくったものいいます。
門前でも、鳴いても2翻になります。

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9.2.9.三槓子(サンカンツ)

三槓子は、槓子を3面子つくったものいいます。
門前の場合は、三暗刻がつくので合計4翻になります。 門前でも、鳴いても2翻になります。

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9.2.10.小三元(ショウサンゲン)

小三元は通称小三といい、三元牌で2面子、1雀頭をつくったものいいます。
小三元自体は2翻ですが、翻牌の刻子、もしくは槓子が2組(白、發、中で2刻子) できるので合計4翻になります。門前でも、鳴いても2翻になります。

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9.2.11.ダブルリーチ

チー、ポン、カン(暗槓、明槓問わず)を誰もしていない1順目でかけたリーチのことをいいます。
通常のリーチは1翻役ですが、ダブルリーチは2翻役となります。
通称ダブリー。

 
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