映画のあらすじや感想なんかを好きなように書きなぐってます。 作品の評価もつけてありますが、 あくまで私の評価なので、違う評価の方もいるとは思いますがご容赦ください。

<評価>
★★★★★
・・・ 最高傑作。見ないと損!!
★★★★
・・・ 傑作。見ごたえ十分
★★★
・・・ 佳作。一見の価値あり
★★
・・・ 普通。ビデオで十分(二つ星が基準ということで)
・・・ 駄作。金返せ
無印
・・・ 金よこせ!!
 
【最近更新の5作品】
 
 アンブレイカブル(Unbreakable)

アンブレイカブル
2000年製作
監督
M.ナイト・シャマラン
製作
M・ナイト・シャマラン
脚本
M・ナイト・シャマラン
音楽
ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ブルース・ウィリス
サミュエル・L・ジャクソン
ロビン・ライト・ペン
スペンサー・トリート・クラーク
 

<評価>★

<あらすじ>
 乗客131人が死亡する列車脱線事故でデヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)はただ一人生き残った。 しばらく後に、彼の元に「あなたは今までの人生で何日病気になりましたか?」と書かれた手紙が送られてきた。 デヴィッドは自分が病気や怪我らしい怪我をしたことがないことに気づき、 手紙の送り主であるイライジャ・プライス(サミュエル・L・ジャクソン)の元を訪れる。 イライジャは自分は骨形成不全という先天的な疾患で、骨が非常に脆く、折れやすく、 より重度の症状になると生きることすら困難だと説明する。 そして、そういった弱者がいるのであれば、その対極の者がいるはずであり、 デヴィッドこそがそういった弱者を守る守護者だと伝える。

<感想>
『シックス・センス』のM・ナイト・シャマランが監督だということで、 かなり期待していたのですが、かなりがっかりな映画でした。 列車脱線事故で生存者が一人だけなのは全然かまわないのですが、 生き残った理由をアメリカン・コミックのヒーローに絡めるのはあまりにも無理がありすぎるし安っぽい。 おまけにストーリーも冗長でエンディングも『シックス・センス』のような意外感が全くありません。 『シックス・センス』が当たってしまったので、その路線を踏襲しようとしたのが失敗の原因だと思う。

 
 パニック・ルーム(Panic Room)

パニック・ルーム
2002年製作
監督
デビッド・フィンチャー
製作
デビッド・コープ
ギャビン・ポロン
ジュディ・ホフランド
シーアン・チャフィン
脚本
デビッド・コープ
音楽
ハワード・ショア
出演
ジョディ・フォスター
クリステン・スチュワート
フォレスト・ウィテカー
ドワイト・ヨーカム
ジャレッド・レト

 

<評価>★★★★

<あらすじ>
離婚したばかりのメグ・アルトマン(ジョディ・フォスター)は、 マンハッタンでの新居に以前大富豪が住んでいた高級アパートを選んだ。 数日後、娘のサラ(クリステン・スチュワート)と共に越してくるが、 その夜、3人組の男達が押し入ってきた。 それに気づいたメグは娘のサラを連れてパニック・ルーム(防犯シェルター)に逃げ込むが、 引っ越したばかりのために専用線が開通しておらず、 外部に助けを求めることができない。 一方、強盗達は前の住人が隠し持っていた遺産を狙っていたのだが、 遺産を隠した金庫はパニック・ルームにあったため、 母娘をなんとか外に出し遺産を手中にしようと画策する。

<感想>
監督がデビッド・フィンチャーなのでどんなストーリーになるのかと思っていたのですが、 極めてオーソドックスなストーリーでした。 『セブン』や『ファイト・クラブ』のような映画が好きで期待しているとがっかりするのでしょうが、 話はよくまとまっているし、テンポもよいので個人的にはかなり好きです。 また、フィンチャーが監督なので当然ですが、 カメラワークも秀逸なので非常に楽しめる映画になってると思います。 それはそうとサラは最初、息子かと思った。

 
 ボウリング・フォー・コロンバイン(Bowling for Columbine)

ボウリング・フォー・コロンバイン
2002年製作
監督
マイケル・ムーア
製作
マイケル・ドノバン
脚本
マイケル・ムーア
音楽
ジェフ・ギブス
出演
マイケル・ムーア
マリリン・マンソン
チャールトン・ヘストン
マット・ストーン

 

<評価>★★★★

<あらすじ>
1999年4月20日、コロラド州リトルトンのコロンバイン高校で生徒2人が銃を乱射し、 生徒12人、教師1人を殺害し多数の生徒を負傷させた後、 自殺するという事件が発生した。 ジャーナリストで全米ライフル協会会員のマイケル・ムーアは、 この事件をきっかけに何故アメリカだけでこれほど銃による殺害が起きるのか疑問を持つようになる。 その答えを見つけるために、 残虐な事件が起きるとすぐに影響を与えた人物として名前が挙がるマリリン・ マンソンや全米ライフル協会(NRA)会長のチャールトン・ヘストン、 『サウス・パーク』のマット・ストーン等にインタビューする。

<感想>
アメリカから野蛮な銃を失くせ! 全ての原因は銃にあるということをヒステリックに描いているのかと思ったら、 非常に中立的な描き方をしているので信憑性もあるし、説得力もあります。 私を含む多くの日本人はアメリカで銃犯罪が多発するのは銃規制をしないからで、 銃さえ失くせば簡単に解決すると考えていたと思います。 しかし、アメリカと同じように銃が比較的簡単に手に入り、 多くの市民が銃を保持しているカナダでは、 ほとんど銃犯罪が起きていないことを紹介されると、 銃社会だから銃犯罪が蔓延していると考えるのは安直すぎるように思えてきます。 監督のマイケル・ムーア自身、この問題についてアメリカはこれからどうするべきなのか、 どうさせたいのかというはっきりとした考えを持てないもどかしさが、 インタビューや取材から感じ取れ、 無理やり結論を出そうとしない姿勢にも好感が持てます。 かなり上質なドキュメンタリーだと思いますので、 一度観てみてはいかがでしょうか。

 
 ブラックホーク・ダウン(Black Hawk Down)

ブラックホーク・ダウン
2001年製作
監督
リドリー・スコット
製作
ジェリー・ブラッカイマー
脚本
ケン・ノーラン
音楽
ハンス・ジマー
出演
ジョシュ・ハーネット
ユアン・マクレガー
トム・サイズモア
ジェイソン・アイザックス
ユエン・ブレンナー

 

<評価>★★★

<あらすじ>
紅海の出口にあり、国土の形から『アフリカの角』と呼ばれているソマリア。 冷戦時代、隣国エチオピアをソ連が支援したため、 その対抗措置としてアメリカはソマリアを援助した。 しかし、その後、ソ連が消滅したのでソマリアを援助する必要がなくなり、手を引くことに。 だが、アメリカの撤退を機に内戦が勃発し年々激化していった。 アメリカにとってソマリアの内戦は紅海航路の安全が脅かされることになり、 好ましくないので人道的支援の名のもとに国連軍を派遣する。 だが、最大の兵力を抱えるアイディード将軍が反国連軍的であったので、 アイディード拉致作戦を行うことを決定する。 当初の予定では30分で完了する予定だったが、 ソマリア民兵の反撃に遭い、武装ヘリ・ブラックホークが撃墜されたうえ、 救助に向かった部隊がことごとく反撃され孤立してしまう。 このためアメリカ軍が次々と兵力を投入し大規模な市街戦へと発展する。

<評論>
一言で言ってアメリカのプロパガンダ映画。 兵士の友情、連帯感、使命感などに焦点を当てて事件を描くことによって、 アメリカによるソマリアへの干渉を正当化しようとしている。 正義の尖兵、世界の警察を気取っていてもやっていることは、所詮はマッチポンプに過ぎない。 前線で戦わされる兵士と協力国こそいい面の皮。 しかし、単純に現代版コンバットといった戦争映画としてみるのであれば、 非常に迫力もあるしリアルなので楽しめると思うので、気に入らないけど三ツ星。

 
 K-19(K-19)

K-19
2002年製作
監督
キャスリン・ビグロー
製作
キャスリン・ビグロー
エドワード・S・フェルドマン
脚本
クリストファー・カイル
音楽
クラウス・パデルト
出演
ハリソン・フォード
リーアム・ニーソン
ピーター・サースガード
クリスチャン・カマルゴ

 

<評価>★★

<あらすじ>
1961年、核戦略で遅れをとっていたソ連は原子力潜水艦の開発に躍起になっていた。 そこでソ連は原潜K-19を短期間で建造したのだが、 十分な期間も予算も与えられずに建造されたK-19は、 建造中から多数の死者を出しWidowmaker(未亡人製造艦)というありがたくない名を冠せられてしまう。 また、出航間際にクレムリンの意向で急遽艦長として乗り込むことになったアレクセイ・ボストリコフ(ハリソン・フォード) と部下の信頼を一身に集めるミハイル・ポレーニン(リーアム・ニーソン)が訓練の方法などをめぐりことごとく対立する。 艦首脳の確執、練度不足の乗組員、整備不足と問題山積のK-19であったが無事に当初の訓練を終え、 アメリカ東海岸での偵察任務に就くべく大西洋を潜航していた。 全てが順調に思えた処女航海だったが、 突如原子炉の冷却装置でひび割れが生じたため、 炉心温度が上昇し炉心融解の危機を迎える。

<感想>
はっきり言って潜水艦ものとしては非常に不満の残る作品。 ハリソン・フォードはどんなにがんばって観てみてもロシア人に見えないとか色々ありますが、 何よりクレムリンと艦首脳、ボストリコフとポレーニンの対立があっさりしすぎ。 真っ向から意見が対立しているのに、一言、二言、言い争うだけで簡単に引き下がってしまうので、 本当にただ言ってみただけって感じで迫力が全くありません。 『クリムゾン・タイド』のような激しい応酬を期待しているとかなりがっかりします。 これは出航するまでにかなりの時間を割いてしまっているので、 肝心の出航後の事故を十分に描けなくなっているからだと思います。 それなら、出航前のどうでもいい話はカットして、 出航後の訓練方法での確執辺りから始めて、 一気に炉心融解の危機に持っていき、 その対応を巡っての二艦長の対立に焦点を当てて観せた方が良かったのではないかと思います。 ただ、放射能の恐ろしさが改めてよくわかったことだけは良かったです。 K-19を観るのであれば、 放射能に対しての無知がいかに恐ろしいかを描いたマーチン・シーンの 『ナイトブレーカー』や潜水艦ものの最高傑作『Uボート』などを観る方がいいのではと思います。

 
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