最近メールや掲示板で麻雀についての質問が増えてきたので作りました。
質問がある場合は気軽に掲示板に書いてもらって構いませんが、
最低でも『麻雀ルール』と『麻雀FAQ』は全部よく読んでから質問して下さいね。
また、ここでの回答は基本的にアリアリルールであることを前提にしてますので、その点はご了承ください。
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槓について
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ツモ牌が残り1つの時(海底直前の牌)にカンして(ツモ牌をなくして)、
捨てた牌でロンされたときは河底が付くのでしょうか?
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河底ロン(河底撈魚)はつきます。
河底は海底牌をツモってきたかどうかではなく、
その局の最後の捨て牌であるかどうかが問題となるので、
槓したことによって嶺上牌が最後のツモになった場合でも河底がつきます。
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嶺上ツモと海底ツモ(海底摸月)が複合することはあるのでしょうか?
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複合することはありません。嶺上ツモの1翻のみとなります。
海底牌の1つ前のツモで槓をした場合は海底牌だった1つ前のツモ(今ツモってきた牌)が海底牌となるためです。
つまり、槓をした時点で、海底の権利は消失するということです。
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嶺上ツモと一発ツモが複合することはあるのでしょうか?
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複合することはありません。嶺上ツモの1翻のみとなります。
一発目でツモってきた牌を槓材にした時点で一発の権利は消失します。
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ツモ牌が残り1つのときに(海底直前の牌で)槓をしてツモってきた嶺上牌で暗槓することは出来ないのでしょうか?
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王牌以外の山がないために王牌が補充できないので、槓は出来ません。
王牌は常に14牌残しです。
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(全体で)4個目の槓をしたときの嶺上牌で(5個目となる)暗槓は出来ないのでしょうか?
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5個目の槓は出来ません。嶺上牌になれる牌が4個なので、槓は最大で4回までです。
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暗槓の場合は嶺上牌をツモってくる前に槓ドラをめくれますが、明槓の場合は嶺上牌をツモり不要牌を切った後でないと槓ドラをめくれないのでしょうか?
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暗槓の場合も明槓の場合も嶺上牌をツモった時点で槓ドラをめくる方(即めくり)が分かりやすくトラブルも少ないので、
即めくりをお勧めします。
具体的なトラブルとしては、明槓をした直後(嶺上牌を持ってきたとき)に暗槓をすると、どちらの槓ドラをあけるべきなのか分かりづらいなどがあります。
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リーチについて
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リーチ牌で和了られた場合のリーチ棒はどうなるのでしょうか?
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リーチを宣言した人のところ戻ります。
正確に言うとリーチはリーチ宣言牌が通った時点で初めて成立します。
ですから、この場合リーチが成立していないので、
リーチ棒はずっとリーチ者の点箱にあるということになり、
リーチ棒が戻るも戻らないもないということになります。
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リーチ牌を対面が鳴き、対面の捨て牌でリーチ者が和了ったときに一発はつくのでしょうか?
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一発はつきません。一発の権利はチー、ポン、カン(暗槓、明槓問わず)が成立した時点で失われます。
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先にリーチをかけていた人が後からオープンリーチをかけた人に振り込んだ場合は役満扱いになるんでしょうか?
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役満扱いにはなりません。オープンリーチの2翻が適用されます(他に役があれば複合します)。
ただし、オープンリーチは採用していないところの方が多いのでその点は気をつけてましょう(フリー雀荘ではほとんど採用されていないはずです)
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七対子について
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1槓子、5対子だと七対子は和了れないのでしょうか?また形聴も認められないのでしょうか?
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和了れません。また形聴にもなりません。七対子は7種類の対子があって成立する役です。
仮に槓子含みでの七対子を認めてしまうと下の手牌は白、發、中待ちという訳の分からないことになってしまいます。
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七対子は1翻50符計算ですが、他の役と複合したときの点数はどうなるのでしょうか?
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七対子のみなら2翻(得点は1翻50符計算)で、点数は子なら1600点、親なら2400点です。
他の役(タン断など)がつけば子で3200点、親で4800点の収入です。
ただ、七対子ドラドラのようなときは4翻になりますが子で6400点、親で9600点ですので、
注意が必要です(4翻でもマンガンではないってことです)
またツモの場合は七対子ツモで子の場合3200点(子から800点、親から1600点)
親の場合は4800点(1600点オール)になります。
ちなみに5翻以上あれば満貫でそれ以降は他の役の場合と同じです。
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役満について
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人和は満貫なのでしょうか?
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これは取り決めによります。役満扱いにしているところもあれば、満貫やハネ満にしている所もあります。
めったに出るものではないので好みで決めても問題ないでしょう。個人的にはめったに見れるものでもないので、役満でもいいのではないかと思ってます。
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国士13面待ち、純正九連宝燈、四暗刻単騎はダブル役満なのでしょうか?
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その場の取り決めによります。ダブル役満扱いで私はよくやりますが、
純粋に役が重複しているとき(字一色大三元など)のみをダブル役満にした方がすっきりして良いと思います。
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流局について
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流局したとき、役がない聴牌は聴牌として認められるのでしょうか?
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認められます。役がない聴牌のことを形式聴牌、通称ケイテンといいます。
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第一順目で東家が東、南家が南、西家が西、北家が北を切ると流れる(流局する)と聞いたのですが?
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流れません。おそらく、四風連打と勘違いしているのでしょう。
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2人冲和(チョンボ)の場合の支払いはどうなるのでしょうか?
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2人とも満貫払いとなります(冲和を満貫払いとしている場合)。
つまり、冲和した人はもう一人の冲和した方にも2,000点(もしく4,000点)を
払うということになります。
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和了りについて
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鳴いていてフリテンだった場合はツモ和了り出来るのでしょうか?
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振聴ですので当然ロン和了りは出来ませんが、役があればツモ和了りは出来ます。
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鳴いているときに海底をツモると1翻ですが、面前のときも1翻なのでしょうか?
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正確にいうと海底摸月(海底ツモ)は常に1翻ですが、
面前のときはそれに面前ツモの1翻もつくので合計で2翻になります。
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他家の鳴きや暗槓、他家や自分の捨て牌に和了り牌が見えてしまい、
和了り牌がなくなってしまったときは聴牌扱いになるのでしょうか?
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聴牌扱いになります。
自分の手牌で和了り牌の全てを使い切っていない限り聴牌扱いとなります。
捨て牌などに和了り牌が捨てられていたために和了り牌がなくなった状態を純カラといいます。
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和了り牌を自分の手牌で全部使っている場合は聴牌になるのでしょうか?
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聴牌扱いにはなりません。その例を下にいくつか示しておきます。
ただし、自分で捨ててしまったために和了り牌がなくなってしまった場合などは純カラ扱いになりますので、
聴牌扱いになります。
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四暗刻を和了ったつもりなのに、対々和、三暗刻になってしまうのは、なぜなのでしょうか。
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暗刻とは手牌で刻子になったものだけなので、
ロンして刻子になったものは明刻となります。
ですから、シャボ待ちでロンをすれば暗刻は3つしかないので、
四暗刻ではなく対々和、三暗刻になります。
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上家が5萬を切った直後の私の捨て牌を対面がポンして、5萬を切ったときに下家がロンしました。
これは和了れるのでしょうか?
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これは同巡振聴扱いとなり和了ることはできません。
58萬待ちなら対面が8萬を切った場合も当然和了ることはできません。
実際に1回ツモれば同順振聴は解消します。
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喰いピン形のロン和了りの場合は1翻20符計算になるのでしょうか。
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下のような手牌のロン和了りは符が副底の20符のみになるのではないかということですね。
この場合は30符で計算するのが慣例になっています。
1翻なら1,000点(親なら1,500点以下同様)
2翻なら2,000点
3翻なら3,900点
4翻なら7,700点(もしくは満貫)
ということです。
つまり、20符計算は面前でのツモピンを含んだ和了りの場合のみとなります。
それ以外の和了りは符がついていなくても30符計算となります。
なぜ喰いピン形が30符計算になるのかと言えば、
昔は喰いピンがあったからとか和了りの最低点は1,000点という暗黙の了解があるからとか言われてます。
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その他
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上家取り(頭ハネ)について教えてください。
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下の絵を元に具体的な例で説明したいと思います。
BとCがAからロンした場合は、Cの和了りとなります。
CとDがAからロンした場合は、Dの和了りとなります。
BとDがAからロンした場合は、Dの和了りとなります。
これが上家取りですが、なぜそうなるのか説明します。
BとCがダブロンした場合は、Bの上家はCということでCの和了りとなるということです(B<C)
これが上家取りたる所以ですね。
CとDがダブロンした場合は、Cの上家はDということでDの和了りとなるわけです(C<D)
BとDのダブロンの場合は、対面なので上家、下家の関係はありませんが、
B<C<Dという関係ができていますので、Dの方の和了りが優先されます。
平たく言えば、『振り込んだ人を起点に時計回りに優先順位が上がっていく』ということです。
上記の説明は和了りの優先順位でしたが、半荘終了時に同点の人が複数いた場合の上家取りについても同様のことが言えます。
開局時に北家であった人を起点に時計回りに優先順位が上がっていきます。
つまり、全員が25,000点持ちで終局した場合は、
起家がトップ、開局時の南家が2着、開局時の西家が3着、開局時の北家がラスということになります。
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半荘が終わったときの集計方法がわからないので教えて下さい。
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最初の持ち点をもっとも主流な25,000点として説明します。
まず、最初の持ち点は25,000点ですが、終わったときは30,000点を基準に計算します。
つまり、最初は全員-5,000点からの開始となります。
そうすると5,000点×4人分で20,000点足りないことになりますが、
この20,000点はトップを取った人のものとなります。
この20,000点のことをオカといいます。
また、通常はウマというものも付きます。
ウマとはラスからトップへ、3着から2着へ払う点数(もしくは金銭)のことです。
5-10ならばラスは-10,000点、3着は-5,000点、2着は+5,000点、トップは+10,000点となります。
1-3ならばラスは-30,000点、3着は-10,000点、2着は+10,000点、トップは+30,000点となります。
また、1000点未満の点数は四捨五入ではなく、
五捨六入(500点以下は切り捨て、600点以上は切り上げ)にするのが一般的です。
念のために具体的に計算してみます。
以下の点数で終局したとします。
A:34,900点
B:27,500点
C:22,200点
D:15,400点
まず、最初に五捨六入します。
A:35,000点
B:27,000点
C:22,000点
D:15,000点
次に30,000点を基準に計算します(1,000点が最小単位となります)
A:+5
B:-3
C:-8
D:-15
次にウマの分を加算(減算)します。
仮にウマは5-10とします。
A:+15
B:+2
C:-13
D:-25
最後にオカ(+20)をトップに加算します。
A:+35
B:+2
C:-13
D:-25
これが半荘が終了したときのそれぞれの得点となります。
マイナスは38でプラスは37なので合わないですが、
これはトップの得点を調整して合わせます。
つまり、今回の最終的な得点は下記の通りとなります。
A:+36
B:+2
C:-13
D:-25
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カンブリとは何でしょうか?
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はっきり言って反吐が出るくらい嫌いなローカルルールです(誰が考えたんだ?)
幸い今までにこれを採用しているトンデモ君に出会ったことがないです。
後学のために書いておくとカンブリとは槓振り、つまり槓した直後に切った牌で和了られることです
(これを書いたためにカンブリが広まったりしたら、シャレになんない<自意識過剰か?(笑)
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ナシナシについて質問したいのですが?
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ダメです。ナシナシの質問は一切受け付けません。
どうしてもナシナシについて知りたい人は中級麻雀講座−全般編『ナシナシ排撃論』
で詳しく書いてありますのでそちらをご覧下さい。それでも分からない人はどこか他所で聞いてください。
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フリテンツモをチョンボといわれたのですが、本当にチョンボなのでしょうか?
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ナシナシの質問は受け付けないと言っているのに、
なんで質問出来るのか理解出来ません。
ナシナシでやってると書かなくても、
質問を見ればナシナシで揉めたから質問してきたのかどうかすぐに分かりますから、
ナシナシで揉めたり納得いかないことがあっても質問しないで下さいね。
今回だけ応えておくと、ナシナシではチョンボにしてるところもあるようです。
もちろん、アリアリではチョンボになりようがありません。
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サマ(イカサマ)について教えてください。
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知らなければ教えることは出来ないし、
知っていても俺がサマを教えるような人間かどうかサイトを読んでいれば分かると思うけど?
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麻雀ルールが難しすぎます。もっと分かりやすく説明してください。
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あれ以上分かりやすく説明するなんて俺には無理(っていうか喧嘩売ってる?)
だから、こんな質問には応えようがないし、応える気もないってこと。
それでもこんな質問をしてくる奴は応えようがない質問もあるってことが理解できない馬鹿かキチガイと見なして無視します
(こんなこと書くと他のまともな人が質問しにくくなるってことは分かってるんだけどね)
もちろん、俺が書いた麻雀ルールが完璧だなんて思っていませんし、
わかりにくいところや言及してないこともあると思います。
ですから、本当によく読んで調べて考えたんだけど、どうしても分からなった人の質問には、
時間があれば出来る限り親切にお応えしたいとは思ってます
(よく読んだけど全然分からないとか言うのは当然なしですよ)
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調べるの面倒なので質問させてください。
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回答するの面倒なので放置します。
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