前回牌効率のタイトルは終わりだと言っておきながら、
いいタイトルが思いつかなかったので、また書いてしまいました。
まぁ、内容が変わるわけではないのでご容赦ください。
というわけで、それではさっそく例で説明していきたいと思います。
上の手牌の場合、あと1面子できれば聴牌になりますが、
何を切るのが一番受け入れが広くなるのでしょうか?
一見すると246萬のどれを切っても、違いはないようですが、
4萬切りは他の26萬切りよりも明らかに受け入れが多くなります。
いつものように実際に受け入れが広くなるのか、見ていきたいと思います。
まず、2萬を切った場合、萬子の形が24466萬になり、
346萬の3種8牌が有効牌となります。
(246萬のどれを切っても筒子、索子の有効牌に違いはありません)
6萬切りの場合も2萬切りの場合と有効牌の数は同様で、245萬の3種8牌が有効牌になります。
最後に4萬切りの場合ですが、萬子の形は22466の形になり、2356の4種12牌が有効牌になります。
このことから、224466のような牌形の場合は、
真中の牌を一枚はずしておくのが、もっとも手広い形になることがわかります
(もちろん、ほかに明らかな不要牌がある場合はその限りではありませんが)
有効牌 | 有効牌の数 | |
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3種8牌 |
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3種8牌 |
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4種12牌 |
今回の例の場合は今までの例とは違い純粋に1種4牌有効牌が増えるので、 この差はかなり大きいと思います (有効牌の増減で、結果的に有効牌が増えたわけではないってことですね)
次に上のような手牌の場合はどうでしょうか?
今回の例は今までとはちょっと違い手役を意識したものです。
純粋に聴牌するだけでしたら、どの面子を嫌っていっても有効牌の数に違いはありません。
しかし、手役を意識した場合は明らかに嫌っていったほうがいい面子が1つあります。
それはなにかといえば、56萬の塔子です。
上の手牌の場合、1手変わりの断ヤオになります。
そして断ヤオにするためには4萬を引かなければなりませんが、
その4萬が56萬の有効牌とダブることになります。
つまり、56萬を嫌った場合、受け入れが7萬の1種4牌減るだけなのに対して、
67筒(もしくは67索)を嫌った場合は、58筒(もしくは58索)の2種8牌有効牌が、
減ってしまうことになります。
(56萬切りの方が67筒、67索切りよりも1種4牌有効牌が多いということですね)
有効牌 | 有効牌の数 | |
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2種8牌 |
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3種12牌 |
前回の説明の最後でもいったと思いますが、
面子選択は受け入れがダブる面子を嫌っていくのが基本であり、
それは手役を意識した場合にも有効であるといえます。