捨て牌はなるべくタンピン系の捨て牌になるようにした方がいいということです。
では、なぜタンピン系の捨て牌にした方がいいかといえば、
もっとも多い捨て牌の形がタンピン系の捨て牌だからです。
いつも同じような捨て牌をすることによって、
他家に不必要な情報を与えないようにすることができます。
ただし、混一、清一の染め手やチャンタ、ジュンチャンなどは、
タンピン系の捨て牌にできにくいですが、
それでも、なるべく意識してタンピン系の捨て牌にした方がいいでしょう。
それでは、次に一番わかりやすい七対子の捨て牌を例に説明したいと思います。
下のような捨て牌で七対子のひっかけをやっている人をたまに見かけますが、
これはもっともやってはいけない捨て方だといっても言い過ぎではないでしょう。
なぜ、いけないかといえば、まず捨て牌で七対子、
チャンタなどの変則手であることが他家に知られてしまうことです。
そして、変則手には当然、字牌待ち、ひっかけ待ちが多いのはわかっているので、
この捨て牌ではひっかけ待ちをしても当たり牌を引き出すのは難しいということです。
この捨て牌でひっかけをしてあがることもあるという人もいるかもしれませんが、
それは相手がスジは安牌と思っている余程の初心者か、
他家が勝負手で勝負した牌がたまたまあたり牌であったに過ぎません。
では、どうしたら良いかといえば、七対子の臭いを消すことが大事になります。
七対子臭くない捨て牌にするには19字牌から牌を捨てていき、
手牌には中張牌を残すということです。
つまり、タンピン系の捨て牌ということになります。
それでは待ちが中張牌になってあがりにくいと思われるかもしれませんが、
七対子は聴牌してからいくらでも待ちが変えられるので問題はありません。
しかし、どうしても字牌待ちにしたいという場合は一向聴になったときにでも持ち始めるか、
1牌だけ待ち牌にしたい牌をもつようにしておけばよいでしょう。
捨て牌をタンピン系にすることにより比較的、字牌やスジ牌が出やすくなるので、
七対子はあがりやすくなることでしょう。