東風荘講座
東風荘成績 '02 6/25 現在 HN:ガトー
  現在値 最高値 最低値
レート 2163 2181 1471
半荘数 6117 3741    1

1.打つな!!

何も俺が大物手聴牌しているときに見え見えの他家のリーチに振り込むのが許せねぇー!!とか、 俺がトップ目のオーラスで2着目の見え見えに振り込むんじゃねぇーよ!!とか、 そういうことで言っているんじゃない(たぶん・・・・・・)
いや、ほんとなんだ。信じてくれ!!
麻雀講座のネタに困ったから東風荘ネタで勝負しようとかそういことでもないんだ。
いや、ほんと、ほんとなんだよ。わかってくれぇ〜!!
そうか、わかってくれたか。物分りがいい人でよかった。安心したよ(笑
まぁ、しかし、なんだ、あれだ。
東風と実際の麻雀の最大の違いは守備と攻撃の比重が見事に逆転しているってことだな。
つまり、守って守ってひたすら、点数の維持を心がけてさえいれば、R2000なんざ楽勝だ(笑
ん?!
打ち込まないようにしてるのに、Rが増えない?いや、どんどん減っていく?
はははのは。
そいつは言いにくいことだが(別に本当は言いにくいことでもなんでもない。すまんね。正直で(笑) ヘボだからだな。
つまり、Rを気にする以前の問題ってことだ。 もうちょっと基本から叩き直した方が良いと思うぞ?
余計なお世話?
そうか、それじゃ、今回はこれまでだ。
では、また次回!!(があるかどうかは未定だ(笑)

2.見ろ!!

なんでか知らないが弱い奴というのは共通しているくせというか、行動を必ずといっていいくらいとる。
その最たるものが捨て牌と他家の上がり形を見ないということだな。
まぁ、捨て牌はともかくとして、少なくとも他家が上がったら、 どんな待ちでどんな上がりだったのかくらい確認しなきゃ話にならない。
その上がり形と捨て牌を照らし合わせれば、ある程度相手の打ち方が分かるというものだ。
もう2度と打たないであろう奴の雀風を理解しても意味がないとか君は思ってるのかい。
そんなことだから、負けつづけるのさ。
まさか、フリー雀荘に行ってまで同じことはしないだろ?
それともいつも他人の上がりには無関心かい?(笑
人の雀風を理解することはかなり有効なことなんだぜ。
特にオーラスではそいつの性格がもろに出ると言ってもいい。
僅差の2着でも3着と差がないようなときなら、2着上がりをするかどうかの判断が出来たり、 ラス確定のあがりをしそうな奴かどうかってこととかさ。
それがわかっていれば、多少は対処・利用のしようもあるというもんだ(例えば、打ち込みトップとかさ)
もちろん、それがわかっていたからと言ってどうしようもない場合ももちろんあるけど、 少なくとも起こりうる結果に対しての予想が出来ていれば、 どんな結果が出ようとも平常心を失うようなことはないはずだろ?
それに何より相手の雀風がわかるということは、手牌構成が多少はわかったりとか、 待ち牌を読む上での重要な要素になるってことを考えると決して無視できることじゃないよな?
だから、捨て牌を読めとは言わないが、せめて他家のあがり形くらい確認しろよ。
ただし、他人に迷惑がかからないように確認はせいぜい5,6秒以内でな。



3.2着を狙え!!

紛らわしいタイトルだが、まさか3着、2着を狙えなんて読んだ奴はいないよな? もちろん、2着を狙えが正解。
で、なんで2着を狙う必要があるのかを説明する前に、言っておかないといけないことがある。
いや、正確には謝っておかなければいけないことがある。
前回の『見ろ!!』では捨て牌を見る必要性を力説してしまったが、 力説するべきものではなかった。
捨て牌の重要性について十分認識できている人にとっては、 当然すぎていまさら何を言ってやがるんだこの野郎ってとこだろう。
逆に捨て牌なんて興味ないし、読めもしねぇーよ。ばーか。 というお方には捨て牌って重要なんだよ?といくら力説しても全くの無意味だということに、 いまさらながら気づいた。
そりゃそうだよな。読めないんだから、見たってしょうがないよな。 いくら見たって、本当に見てるだけなんだから。
捨て牌を読んでいる人に捨て牌を読めと言ったり、 捨て牌を読めないお方に重要だから読んだ方がいいよ? なんて言うのは大変失礼なことだ。
猛省してる。すまんすまん。

で、今回の説明だが、そのまんまだ。 説明の必要なし。



4.続2着を狙え

 前回の終わり方はあまりといえばあんまりな感じだったんで、 今回ちゃんと説明します。

 東風荘ではいかにラスを喰らわないようにするかが大事です(註:Rを重視する場合です) 実際の麻雀でも同じですけど、より重要だといえます。 それは東風荘ではトップ・ラス打法は通用しないからです。 その理由は実際の麻雀と東風荘との違いを考えてみれば明らかでしょう。

 まず最大の違いは実際の麻雀は得点を競うものであるのに対して、 東風荘では順位のみを競うことになるからです。 実際の麻雀ではウマもオカもありますので、ラスをとっても一回トップを取れば大抵浮きます。 しかし、東風荘ではそうはいきません。 トップ・ラスではRは上がりません(Rが低い場合は浮きますが)

 では、具体的にどんな感じになるのか私の場合を例にちょっとみてみましょう。 私の今のRは2100強(現在は2000後半)といったところですが、Rの変動は下のような感じになります(相手のRによって多少変動あり)

1位:+5.5
2位:+1.5
3位:−2.5
4位:−6.5

 つまり、トップ・ラスではRは減りつづけていくわけです。 そして、ここで重要な点は各順位によるRの変動の差が大体4くらいだということです。 これはオーラスで2着だった場合に、ブンブンいけば1着になる確率と3着になる確率が 同等程度であればいく必要がないことを意味しています。 ラスをひく可能性だってあるわけですから、 無理してトップを狙わずに現状維持の2着で良しという考えになるのもごく自然でしょう。

 もう一方の点数麻雀(現実の麻雀)についても考えてみましょう。 ほとんどの場合、2万5千点持ちの3万点返しでしょう。 つまりオカが2万点ついているわけですね。 そしてウマをもっとも少ない5−10とすると、 トップと2着との差はウマとオカを合わせた2万5千点になります。 一方、3着との差は1万点しかなく、ラスと2着の差は1万5千点しかありません。

 ちょっと分かりにくかったかもしれないので、もうちょっとわかりやすく説明します。 全員が同点(全員2万5千点持ち)で終局したときの収入を見てみましょう(西入はなし)

1着:+25
2着:±0
3着:−10
4着:−15

 どうでしょうか? 3着、4着を1回づつとってもトップを1回とれば±0で問題ありませんよね? ですから、実際の麻雀では多少無理をしてでも(ラスの危険があっても)トップを獲りに行くことになりますが、 同じような感覚で東風荘をやっていたのでは絶対にRが上昇する(勝てる)わけがありません。 もしラス、3着、トップなんてとったら、私の場合はRが3.5も減ってしまいます。 これではたまりませんね。 ですから、実際の麻雀ではいかにトップを獲るのかが重要になりますが、 東風荘の場合はいかにラスを引かないようにするかが肝心になります。

 しかし、ここまで説明してもトップを狙わないのは邪道だとか、 現実の麻雀ではトップを狙うからいつも通りトップを獲りに行くんだなどと言い出す輩がいそうなんでもうちょっと説明します。

 いつもアリアリで打っている人がナシナシルールでやっているところで麻雀をしたとしましょう。 そのときにいつもやっているからといってクイタンや後付けをするでしょうか? 何か特別な事情でもない限りやりませんよね? もし、いつも通りに打つだけだなどと言って、そんなことをしている人を見たらどう思いますか? かなりやばり感じの人だと思いますよね?

 東風荘でも同じことがいえると私は思っているんですよ。 つまり、東風荘にはそれにあった打ち方があり、 実際の麻雀にはまた違った打ち方があるってことです (どちらの打ち方が良いとかいう次元の話ではありませんよ?)

 なにより、状況やルールに応じて打ち方を変えられないようでは東風荘だろうが、 現実の麻雀だろうが勝てるわけはないのは自明でしょう。 色々な打ち方を身に付けることで強くなることはあっても弱くなることはまずありません。



5.暗刻はリーチ

 東風荘をやっていると理不尽としか言いようのない出来事に良く出くわします。 その中でももっとも腹立たしいと思うのはリー即ツモ裏3などを平気な顔してやられたときではないでしょうか。 こんなときはちょっと暴れてストレスを発散させてみたりするのはよくあることです。 その後、俺は一体何をやっているんだと後悔するのも実に良くあることです。

 そんなある日、負けたことに腹を立てて暴れているとこれ以上はない妙案が浮かんできました。 それは目には目を、歯に歯をってやつです。 つまり、相手が裏ドラで対抗してくるのなら、こっちも裏ドラで対抗してやれば良いってことです。 そんな美味い話はないと思いますか? 私も初めはそんな都合の良い方法なんてあるわけないって思っていたんですよ。

 でも、みなさんよく考えてみてください。 リーチを掛けた時点ではリーのみの手なのに、 裏が乗ってしまったために満貫を払うはめになってむかついたなんてよくありませんか。 そのときにこう思うはずです。 なんで都合よく暗刻が裏ドラなんだよぉ。 本当は1300点じゃないか。 理不尽なことが多すぎると。

 そこで私は気づいてしまったのです。 暗刻があると裏ドラ判定の確率が変動するということに。 普通に考えると暗刻が裏ドラとしてのる確率は約1/33でしょう。 でも、確変に入ると1/5くらいになるんです。 これは体感的に確認してますから間違いありません。

 つまり、暗刻があったら迷わずリーチということです。 これであなたもR2000なんて楽勝に違いありません。 そこでわたしもさっそく実践してみましょう。

実戦譜

 どうですか?見事に決まりましたね。ただのリーのみが満貫です。 この新セオリーを使えば、R2200も夢ではありません。 この調子でどんどんいきますよ。 手加減抜きです。

 アールガヒャクサガリマシタ



6.思い込み

 実は暗刻が裏ドラになりやすいということを前回の話を書くまでかなり信じてたんですよ。 東風荘は裏ドラが乗りすぎるし、一発ツモが多いというのが偽らざる気持ちだったですからね。 だから、実感としては5回に1回以上は暗刻が裏ドラになると思っていました。 仮に5回に1回じゃなくても10回に1回は最低でも乗っていると思ってました。 もちろん、暗刻があるからといって裏ドラを期待してリーチすることはほとんどなかったんですが、 それだけに他家が暗刻を裏ドラにすると余計に腹が立ちました。

 そこで暗刻があったらリーチしろというようなことを書こうと思ったわけなんですが、 感覚的なものだけを頼りに人に薦めるということは当然出来ないので、 直近の50半荘だけでも暗刻が裏ドラになる確率をちょっと調べてみようと思ったわけなんです。

 結果は同一牌が3牌以上ある状態でのリーチを他家が41回、俺が13回に対して、 それらが裏ドラになった(要するに裏ドラが3牌以上のった)回数は0回。

 調べた終わったときは正直ビックリしましたよ。 だって、感覚的には少なくても理不尽としかいえない和了りをかなりやられていた気がしましたからね。 でも、所詮思い込みは思い込みだったというわけです。 こんな思い込みでストレス溜めてフォームを崩した末にRを下げるのは実に馬鹿馬鹿しいです。

 思い通りにならないからといって根拠のない言い掛かりをつけて、 妙な具合に熱くならないことがR上昇の秘訣ですね。 ちなみに熱くなっちゃいけないとか冷静に打たなければと自分に言い聞かせてるときというのは、 既にかなり熱くなってる状態だと思って間違いないので止めどきではあります。



7.格言

 『単騎は西で待て』という格言らしきものが麻雀にはあります。 この意味は単騎待ちの場合は、比較出安い客風で待つのが良いという意味なのですが、 何を考えているのか愚直にまでこれを実践している人がいます。

 例えば下の捨て牌だったらどんな待ちを予想しますか? ちなみにこの捨て牌の人は西家で、全て手出し。 場所は東風荘の最上級卓と呼ばれているところです(笑




 こんな捨て牌をしたら、チャンタか七対子だとすぐにわかるでしょう。 そして、字牌と1索、8萬の切り順からチャンタではなく七対子であるということが明らかです。 また、肝心の待ちですが1索より8萬の方が後から出来たことから、 この打ち手は引っ掛けなら出るという信念を持っておられるようだということがわかります。

 そのお方が引っ掛けになる8萬よりも字牌の發、南を手牌により長く置いといたことからも、 引っ掛けよりも字牌待ちの方が良い待ちであるという信念を持たれているということが伺えます。 そして發、南の切り順から翻牌よりも客風の方が出安いと信じていることが分かります。

 つまり、客風の北待ちが本来はド本命なんですけどれど、 残念ながら場に3牌切られているので北ではありません。 また、東を持っていれば南と比べてみて南の方が遥かに出安いだろうと考えるに違いないので、 東待ちもまずないでしょう。

 では、残りは西待ちということになりますが西は自風です。 南と自風の西を比較したとき、正常な人間であれば南の方が出安いと考えて、 西切りリーチの南待ちとなるはずなので西待ちも一見なさそうです。 しかし、ここで意識しないわけにはいかないものがあります。 それが『単騎は西で待て』です。

 本来ならば単騎は客風で待てと言っても良いところを初心者にもわかりやすいように、 客風の代名詞とも言うべき西に置き換えたことから、 単騎選択の場合に西を選ぶ初心者が昔から大勢います。

 そしてユーザーのほとんどが初心者の東風荘ではその比率が異常に高いです。 以上のことから導き出される解答は七対子の西待ち以外ありえません。

 もし、こんな捨て牌で4索待ちなどしていたら、少しはやるなといった感想を持ったかもしれませんが、 もちろんそんなことはありませんでした。 ちなみにこのときの結果は流局して2人聴牌でした。 えっ!?俺?西を掴んでベタオリでしたよ。 まったく、『単騎は西で待て』なんて誰が言い出したんでしょうか。 お陰で西単騎信者が多くてめちゃ迷惑です。

 そんなわけで、東風荘で西を掴まされると何とも言えない、いや〜な感じになります(笑



8.嵌張落とし

 東風荘では基本的に守備重視の人が多いです(俺もその一人ですが)。 それはリーチがかかると3人のうち大抵2人は降りに回ることからもわかります(ラン卓、上ランは知りませんが)。 そこで今回はこういった人から当たり牌を引き出すにはどうしたら良いかをちょっと考えみます。

 結論から言ってしまうと1334萬のようなときに13萬を嫌う場合は連続して落とせということです。 そうすることで2萬が比較的釣りだしやすくなります。 それは13萬を嫌うということは2萬の受け入れを嫌ったんだろうと考えたからに違いないんですが、 どんな理屈でそういう結論が導き出されるのか私には良く分かりません。

 序盤で辺張、嵌張を嫌うというのはその牌の受け入れがあることが比較的多いのですが (特に序盤に切り出された場合)、 降りている人から出てくるのが多いのは非常に不思議なところです(レベルが低いからか?)。 しかし、せっかく出してくれるんですから利用しない手はありませんね。

 また、手牌に6677萬とあるときは、 58萬が2度受けになっているので67萬を一組落とした方が良いと牌効率でいいましたが、 このときも連続して落とすと8萬を釣りだしやすくなります。 他家が出す理屈は嵌張の場合と同じですね。

 もちろん、これだけではあまりにありきたりなんで、もうちょっと考えてみましょう。 13萬を連続して切ると2萬が出やすくなるということは13萬を少し離して切ると2萬が出にくいということが言えますね。 なぜ出にくいのかと言えば、1334萬の形から切り出したのでは?と考えるからです。 萬子が13萬しかないときに3萬を残しておいてもあまり意味がない。 それどころか振聴の可能性のある孤立牌をいつまでも抱えておくことはかなり危険です。

 だから、1萬を切った直後に3萬が出てこなかったのは3萬が孤立牌ではなく、334萬のような形で手牌にあったからではないかと考えます。 そうなると2萬が出にくくなります。 というわけで3萬のそばの萬子がないときに13萬を落とすときは1萬切りのあとに数順あけて3萬を切ると2萬が出にくくなります。 2萬が出にくくなると他の牌が切られることになりますので、当たり牌が出てくる可能性がちょっとだけですが高くなります。

 さすがにこんなことがいつも全員に通用するわけではありませんが、 他家の1人に通用すれば良いので他の2人に通用しなくてもあまり気にしないことです。

 まぁ、有効そうなことはとりあえずやっておこうってことです。



9.腰

 他家の捨て牌に反応してしまうことを腰を使うといいます。 一番多いのは上家の切った牌を見てツモのモーションを一瞬止めてしまうことだと思います。 原因としては鳴くべきか面前でいくべきか結論が出てないときにキー牌が出て思わず固まってしまうなどです (たまにブラフとして腰を使う馬鹿がいますけど、実力最低なんでおいしい感じ。自称上級者と一緒)。 しかし、腰を使うことは実戦(雀荘や仲間打ち)ではあまり見かけませんが、東風ではよく目にします。 それは東風では鳴ける牌全てにユーザーの確認を求めてくるからだということは皆さんよくご存知のことだと思います (鳴きなしモードにすれば反応しませんが)

 今回はその腰が使われるとどんなことが分かるのかについて考えてみたいと思います。 まず、東風荘ではブラフの腰は絶対に入りません(コンピューターが勝手に入れるため)。 なので、他家に与えなくてもよい情報を与えないためにも、 面前を前提に手牌を進めているときは鳴きなしモードにします(稀にしない場合もありますけど)。 逆に鳴きたいときは当然鳴きありモードにします(これは絶対ですね)。 つまり、いちいちモーションが入るときは仕掛けるつもりだということが分かり、 キー牌らしい牌をいくら切っても全然反応がない(一瞬も止まらない)ときは面前志向だと分かります。 これは翻牌を特定の人物に対して絞った方が良いのかどうかの判断材料になります。

 また、上家が切った牌では自分は鳴けないのに、反応があった場合(一瞬止まってみえるとき)は、 下家か対面のどちらかがその牌を対子で持っていることがわかります。 本当にごく稀ですが振聴のロン牌だったり、安めなので見逃しがあったときなどにも少し止まったりしますので、 一応その辺も注意しておけばよいかと思います。

 それで、その牌(例えば7萬)が両面(56萬)の片割れなどでもう一方の牌(4萬)がまだあるような状況なら良いのですが、 辺張(89萬)や嵌張(68萬)があるときにモーションをかけられると残り1牌なので辺張や嵌張を落とすことになります。 もちろん、まだ1牌残っているかもしれないのでツモる可能性はあるし、 対子から落ちてきたところを捕まえる(ロンする)ことも出来るかもしれないので、 何も考えずに落とすのどうかとは思います。

 ただ、ここで気をつけて欲しいのはその情報が仇になるときもあるということです。 例えば7索が既に1牌出ている状況で上家が切った7索にモーションが入ったとします。 対面か上家が7索を対子で持っていることがわかったので、 89索の辺張が面子になることはありません。 それではと89索を切るとロンになるということが少なからずあります。 例えば、66778索で58索待ちのときに7索や6索でモーションが入ってしまうようなことです。 ですから、なんだよもう7索ないのかよと簡単に落としにいくのは危険なので気をつけましょう。

 あと、これを利用して辺張を落とさせようとするちょっとセコイ奴もいるので注意が必要です。 本来なら右クリックですぐにモーションを解けばいいのに、 しばらく場を止めた状態にして7索を対子で持っていること強調する奴がいます。 つまり、「俺は7索を対子で持ってるんだからもう辺7索、嵌7索は埋まらなんだぞ。 だからとっとと89索を切ってしまえ」ということをする奴がたま〜にいるので気をつけましょう。 まぁ、しかし、これはちょっと考えれば分かることですが、 必要もないのに何秒もモーションを掛ける奴はいません。 ですから、不自然に場が止まった状態になったらその外スジは注意が必要だと考えて問題ないでしょう。

 と、こんなことを書いたらその逆で関係ない対子のときに何秒も場を止めて警戒させようなんて、 もっとセコイ奴が現れそうなので、ちょっと書いてて嫌な気分になった。

 実のところ、ここまで色々書きましたがモーションが入ったかどうかで得られる情報が役に立つときって、 半荘に1回もないんですよね。 東風荘だと大抵モーション入ったと思ったら鳴きが入りますからね。 仕掛けが比較的早いのはこの辺の心理も影響しているのかもしれません (持ってるのがばれたので鳴いておけってこと)。 まっ、今回書いたことは雑学程度に捉えてもらえたらと思います。 本筋と関係ないことを気にしすぎると勝率も下がるし、 何より麻雀を打っていてもつまらないですからね。

 しかし、これで俺が非常にセコイ人間だということがバレてしまったのは非常に残念でなりません<えっ、もう知ってた?

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