はじめに4人の座る場所を決めます。ここでは一番簡単なつかみ取りという方法を紹介します。
東、南、西、北の四個の牌を裏返して4人がそれぞれの牌をつかみます。
Aくんが北、Bくんが東、Cくんが西、Dくんが南を引いた場合、まず、Bくんが好きな場所に座ります。
次に南を引いたDくんがBくんの右隣に、西を引いたCくんがBくんの向いに、北を引いたAくんがBくん
の左隣に座ります。また、Bくんのことを仮仮東と呼びます。
自分から見て右にいる人を下家(シモチャ)、向いにいる人を対面(トイメン)、左にいる人を上家 (カミチャ)といいます。また、自分以外の人を他家(ターチャ)といいます。
座る場所が決まったら、次に親を決めます。
まず仮仮東の人(場所決めのときに東を引いた人、Bくんのことですね)がサイコロを2つ振ります。
出た目が5、9なら東家の人が仮東になります。同様に2,6、10なら南家の人、
3,7,11ならば西家の人、4、8、12ならば北家の人が仮東になります。
次に仮東の人がサイコロを2つ振ります。出た目が5、9なら東家の人が東家になります。
同様に2,6、10なら南家、3,7,11ならば西家、4、8、12ならば北家が東家になります。
このとき東家だった人がはじめの親となります。
例えば、仮仮東が3・7・11のいずれかを出し、仮東の人が4・8・12のいずれかを出した場合は、
下図のようになります。
東家がサイコロを2つ振ります。出た目が5、9なら東家の牌山から。
同様に2,6、10なら南家、3,7,11ならば西家、4、8、12ならば北家の牌山から
配牌を持ってきます。
たとえば、出た目が6ならばまず南家の山から下の図のように牌を持ってきます。
東と書いてあるのが東家が持ってくる牌です。同様に南は南家、西は西家、北は北家が持ってくる
牌です。南家の山から牌を取り終えたら、東家の山からも同様に持ってきます。これで東家は14個の
牌、南家、西家、北家はそれぞれ13個の牌が配られたことになります。これを配牌と言います。
なぜ東家だけが14牌なのかといえば配牌を配り終えたら、本来なら東家がまず1牌ツモ
ってきますが、面倒なので配牌のときに、はじめのツモ牌をもってくることになっています。
この場合、南家の山の右端から6列(12牌)と西家の山の左端の1列(2牌)は王牌と呼ばれ、基本的にはツモれません。
また、ドラと書いた牌はドラ表示牌と言いますが、これを裏返して全員に見えるようにします。
まず東家が配牌14牌の中から不要だと思う1牌を場に捨てます。 次に南家が1牌ツモリ、不要牌を1牌、場に捨てます。西家、北家も同様に1牌ツモリ、1牌場に捨てます。 これを誰かが上がるか流局するまで続けます。
東家(親)があがるか、聴牌していなければ、南家が次の親(東家)になります。 同様に西家は南家に、北家は西家に、東家は北家になります。
全員に1回親が回るまでを東場、親が2回回るまでを南場といいます。
東場、南場が終わった時点で1ゲームの終了となります。
これを半荘または、東南戦といいます。
東南戦で行うのが普通ですが、東場しか行わない東風戦というのもあります。これは東場だけで1ゲーム
が終了してしまいます。
以上が麻雀の流れになります。はじめは覚えられなくても、麻雀をやっていれば自然と覚えてしまうものなのであせらず、覚えていきましょう。