麻雀は上がったときの得点を競うゲームですが、得点を計算するときの元になるのが、
符と役です。符には副底(フーテイ)と面子、雀頭、待ちとあがりにつく点数があります。
これらを合計したものが基本符となります。
符はちょっと麻雀が出来る人でも、計算できない人が結構いるので
忘れてしまったり、わからなかったら、一緒に打ってる人に聞きましょう。
どんなあがりでも、あがれば20符つきます。この符のことを副底といいます。 また、門前(メンゼン)ロンの場合は10符たして、副底は30符になります。 門前ロンとは1つも鳴いていない状態でロンあがりすることです。
面子のうち順子には符はつきませんが、刻子、槓子には符がつきます。
また、雀頭については符がつく場合とつかない場合があります。
面子の符について一覧にしたものが下の表となります。
中張牌 | 符 | ヤオ九牌 | 符
順子
|
| 0符
| | 0符
| 刻子
| 明刻
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| 2符
| | 4符
| 暗刻
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| 4符
| | 8符
| 槓子
| 明槓
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| 8符
|
| 16符
| 暗槓
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| 16符
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| 32符
| 雀頭
| 字牌
| 三元牌
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| 2符
| 自風
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|
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| 2符
| 場風
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| 2符
| 連風牌
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|
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| 4符
| 客風牌
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| 0符
| 数牌
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| 0符
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| 0符
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待ちのうち両面待ち、シャボ待ちには符はつきませんが、嵌張待ち、辺張待ち、単騎待ちには2符つきます。 待ちの符について一覧にしたものが下の表となります。
待ち | 符
両面待ち
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| 0符
| 嵌張待ち
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| 2符
| 辺張待ち
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| 2符
| 単騎待ち
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| 2符
| シャボ待ち
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| 0符
| |
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ロンあがりの場合は符はつきませんが、ツモあがりの場合は2符がつきます。
以上が符についての説明です。次項で符の実際の計算をしてみたいと思います。
基本符とは副底、面子、待ち、あがりの符を合計して切り上げたものをいいます。、 説明だけではわかりにくいと思いますので、実際にいくつか計算してみましょう。
面子 | 雀頭 | 両面待ち | 順子 | 明刻 | 明刻
面子の符
| 0符
| 0符
| 0符
| 2符
| 4符
| 待ちの符
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| 0符
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| |
副底の20符、面子の符が6符、待ちの符が0符、あがりの符が0符で合計26符になります。 これを切り上げた30符が、基本符になります。
副底の20符、面子の符が6符、待ちの符が0符、あがりの符が2符で合計28符になります。 これを切り上げた30符が、基本符になります。
面子 | 雀頭 | 嵌張待ち | 順子 | 暗刻 | 暗刻
面子の符
| 2符
| 0符
| 0符
| 4符
| 8符
| 待ちの符
|
| 2符
|
|
|
| |
副底の30符、面子の符が14符、待ちの符が2符、あがりの符が0符で合計46符になります。 これを切り上げた50符が、基本符になります。
副底の20符、面子の符が14符、待ちの符が2符、あがりの符が2符で合計38符になります。 これを切り上げた40符が、基本符になります。
面子 | 雀頭 | 順子 | 辺張待ち | 明槓 | 明槓
面子の符
| 2符
| 0符
| 0符
| 8符
| 16符
| 待ちの符
|
|
| 2符
|
|
| |
副底の20符、面子の符が26符、待ちの符が2符、あがりの符が0符で合計48符になります。 これを切り上げた50符が、基本符になります。
副底の20符、面子の符が26符、待ちの符が2符、あがりの符が2符で合計50符になります。 合計が50符ちょうどなので、50符が基本符になります。
面子 | 単騎待ち | 順子 | 順子 | 暗槓 | 暗槓
面子の符
| 0符
| 0符
| 0符
| 16符
| 32符
| 待ちの符
| 2符
|
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副底の30符、面子の符が48符、待ちの符が2符、あがりの符が0符で合計80符になります。 合計が80符ちょうどなので、80符が基本符になります。
副底の20符、面子の符が48符、待ちの符が2符、あがりの符が2符で合計72符になります。 これを切り上げた80符が、基本符になります。
面子 | 単騎待ち | 順子 | 順子 | 暗刻 | 暗刻
面子の符
| 自風
| 2符
| 0符
| 0符
| 4符
| 8符
| 場風
| 2符
| 連風牌
| 4符
| オタ風
| 0符
| 待ちの符
| 2符
|
|
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| |
※雀頭が風牌の場合のみ、場風、自風によって符が異なる。
副底の30符、面子の符が14符、待ちの符が2符、あがりの符が0符で合計46符になります。 これを切り上げた50符が、基本符になります。
副底の20符、面子の符が14符、待ちの符が2符、あがりの符が2符で合計38符になります。 これを切り上げた40符が、基本符になります。
副底の30符、面子の符が14符、待ちの符が2符、あがりの符が0符で合計46符になります。 これを切り上げた50符が、基本符になります。
副底の20符、面子の符が14符、待ちの符が2符、あがりの符が2符で合計38符になります。 これを切り上げた40符が、基本符になります。
副底の30符、面子の符が16符、待ちの符が2符、あがりの符が0符で合計48符になります。 これを切り上げた50符が、基本符になります。
副底の20符、面子の符が16符、待ちの符が2符、あがりの符が2符で合計40符になります。 合計が40符ちょうどなので、40符が基本符になります。
副底の30符、面子の符が12符、待ちの符が2符、あがりの符が0符で合計44符になります。 これを切り上げた50符が、基本符になります。
副底の20符、面子の符が12符、待ちの符が2符、あがりの符が2符で合計36符になります。 これを切り上げた40符が、基本符になります。
面子 | シャボ待ち | 順子 | 順子 | シャボ待ち | 暗刻
面子の符
| ロン
| 4符
| 0符
| 0符
| ロン
| 2符
| 8符
| ツモ
| 8符
| ツモ
| 4符
| 雀頭
| 0符
| 雀頭
| 0符
| 待ちの符
| 0符
|
|
| 0符
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副底の30符、面子の符が12符、待ちの符が0符、あがりの符が0符で合計42符になります。 これを切り上げた50符が、基本符になります。
副底の20符、面子の符が16符、待ちの符が0符、あがりの符が2符で合計38符になります。 これを切り上げた40符が、基本符になります。
副底の30符、面子の符が10符、待ちの符が0符、あがりの符が0符で合計40符になります。 合計が40符ちょうどなので、40符が基本符になります。
副底の20符、面子の符が12符、待ちの符が0符、あがりの符が2符で合計34符になります。 これを切り上げた40符が、基本符になります。