ようやく牌効率というタイトルの講座が終わりましたが、
内容は今回もほとんど変わってません(笑
麻雀で一番大切なことはなにかと言えば、あがることですね。
もちろん、あがるためには聴牌をしなければいけません。
そして、早く聴牌するためには、なるべく手広い一向聴にかまえることが必要になります。
では、手広い一向聴とはどのようなものなのでしょうか?
上のような手牌はかなり好形の一向聴だと思えますが、
一体平均何順くらいで聴牌するのでしょうか?
3面張が2つもあるので、2,3順もあれば聴牌するのでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。
まず、聴牌するための牌は258萬、258筒の6種22牌です。
一方、母集団は手牌の13牌を除いた123牌となります。
123/22で、5.59になり、5,6順に1回しか聴牌する牌を引かないということになります。
予想通りの数字だという人もいれば、予想より順目がかかると思った人もいると思いますが、
少なくともすんなり引けるという数字ではないと思います。
なにしろツモれる回数はほとんどの場合、1局あたり18回より少ないのですから、
6順というのはかなり大きい数字だといえます。
3面張=好形というイメージがあるので、3面張が2つもあるとすぐに聴牌し、
あがれると思いがちですが、そんなに簡単に聴牌できるものでもないし、
ましてやあがれるものでもないということですね。
上の手牌の場合は3面張はなく孤立牌が2つあり、
どちらかにくっつけば、聴牌という一向聴ですが、
有効牌はどれくらいあるのでしょうか?
今回の場合は、56789筒、56789索、北の11種48牌が聴牌するための牌だということになります。
先ほどと同じように何順くらいで有効牌を引き入れるのか、考えてみたいと思います。
母集団は先ほどと同じですので、123/48で2.56になります。
だいたい2,3順でつもってくる計算になります。
一見好形の待ちに見える先ほどの3面張ですが、一向聴では必ずしも好形ではありえないということです。
もちろん、聴牌したときの待ちは3面張の方が好形であることはいうまでもありませんが、
単純に聴牌のみを考えた場合は、浮き牌で待っているほうが聴牌しやすいといえます。
(ただし最初の例は不要牌が1枚あるので、単純に比較するのも問題がないとは言えないと思いますが)
ただの孤立牌でも有効牌の数はかなりのものですが、
これが延べ単の形になった場合は、圧倒的に受け入れが増える上に、
聴牌したときの待ちもかなりの頻度で好形になります。
単なる孤立牌ではなく、延べ単にした上のような手牌の場合はどうでしょうか?
(実は以前の講座でも似たような手牌を紹介してますが(^^;;)
12345678筒、23456789索、北の17種58牌もの牌で聴牌することになります。
つまり、123/58で2.12順に1回有効牌を引くことになり、
約2順で聴牌することになります。3面張が2つよりも断然有効牌が多いことがわかりますね。
しかも、今回の例の場合は聴牌したときも両面や3面張になる可能性もかなり高いです。
つまりは手牌の構成を固定してしまうよりも柔軟に構えられる方がより有効牌が多くなるということです。
では、上の一向聴の場合は何を切るのがもっとも手広くなるのでしょうか?
ここまでの説明を考えれば、何が一番手広いのかおわかりですね(^^
一応、選択肢としては、367萬、6筒、47索といったところでしょうか。
それでは、それぞれの有効牌を見ていきたいと思います。
まず、6筒切りですが、12345678萬、23456789索の16種54牌が有効牌になります。
4索切り(7索切りでも当然同様)は、12345678萬、345678筒の14種44牌が有効牌になります。
次に7萬切りの場合ですが、258萬、36筒、47索の7種23牌が有効牌となります。
最後に3萬切り(6萬切りでも同様)ですが、
7萬、345678筒、23456789索の15種46牌が有効牌になります。
つまり、もっとも有効牌が多いのは6筒切りで、次に3萬切り、4索切り、7萬切りということになります。
これからもわかるように3面張を固定させて、一向聴をとるのは他の3通りに比べてかなり分が悪いということがわかります。
有効牌 | 有効牌の数 | |
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16種54牌 |
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14種44牌 |
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7種23牌 |
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15種46牌 |
もちろん、ここで言おうとしていることは、何も3面張は良い待ちではないとか、
聴牌しにくいということではありません。
わざわざ言うまでもなく3面張は良い待ちですが、
それ以上に良い待ちというのはありえるということを意識する必要があるということです。
つまり、好形(当然、3面張だけの話ではない)だと思われていたり、
思っていたりするものよりも良い待ちはあるということです。
先入観や固定概念を持っているとそういったものを見逃しやすくなるので、
常に何かもっと良い待ちがあるのではないか?と考えることが大事だということです。